団体部門グランプリ
なごみの郷高野地域づくり協議会

みなさんこんにちは、はじめまして。

これを熊本県北部に位置する和水町(なごみまち)の高野(たかの)地区から書いています。高野地区は約250人が暮らし、住民でさえ道を間違えることもある超がつく田舎ですが、緑と水が豊かな美しい場所です。

一 生まれ育った場所を守りたい。
― 自分たちの地域は自分たちで守り育てる。

こんな想いのもと、8年前『なごみの郷高野地域づくり協議会』をみんなで作りました。高齢化率40%を超える私たちの地区ですが、きこりを生業とする会長を先頭に、少ない人数ながらも地域づくりに励んでいます。

例えば夏休みのある日曜日。子供たちと一緒にそうめん流しを行います。苔生す神社の敷地で、岩肌から湧く冷たいおいしい湧き水を割ったばかりの長い青竹に汲み上げます。青竹は長い水路の上に引かれ、みんなで水路に腰掛けながら食べます。

そうそう、器もお箸も青竹で作ったみんなの手作り。太さも長さもバラバラのお箸はとっても個性的。それから、時々そうめん以外のものも流れてきます。子供たちのいたずらです。湧き水や水路に飛び込んで遊ぶ子もいます。服も髪もびしょびしょ。
でも誰も怒りません。
なぜなら、そこにいる誰もが幸せを感じているからです。

他にも、大豆の栽培や冬に行う味噌仕込み、炭からおこす手作りの石窯で焼くピザ作り(ちなみに場所は古民家を改修した拠点、通称“サダメサンゲ”)など一年を通じて様々な体験ができます。

どれも、昔から自然と身に付けた暮らしの知恵や技術、そして高野地区が持つ豊かな自然を利用しています。

どうぞみなさん、和水町高野地区にふらっとお立ち寄りください。きっとこころ温まる時間がここにはあります。地域に触れ、暮らしに触れ、あなただけの幸せ時間を感じてください。